不気味の崖っぷち

すっげぇどうでもいい話.
またしても宏方さんのエントリで思い出し,不気味の谷に対抗して,不気味の崖っぷちを提唱してみる.英語で言うとedge of intimacy? (ぇ〜
不気味の崖っぷちとは,文字通り不気味の谷の左側の崖の突端である.宏方さんが引用しているスライドを参照すると,谷に陥る直前に大きなピークがある.特に「動く人工物」については,崖に陥る直前に,「動かない人工物」の類似性100%時の親しみ値を完全に上回るポイントがあることに気付く.不気味の谷を越える努力をする前に,この崖っぷちを精度よく狙う方法を考えてもいいのではなかろうか.
この崖っぷちに立つために満たすべき特性は,元エントリで参照されている対談で扱われている不気味の谷の特徴を少し推理して,その逆を見ればよい.まず,対談で言われていることを私なりの言葉で翻訳してみる.

  • 人は他者をモデル化したがる(「心の理論」という意味でのモデル化)
  • 他者が自分(人間)に似ているほど,モデル化の訴求力が高い
  • モデル化の訴求力が「親しみやすさ」に繋がる(同族だと感じる.もっと知りたいという無意識の衝動が高まる.重要な存在としてマーク付けされる)
  • 訴求力が強すぎると,「似ていないけれど否定できない」点を見つけてしまい,不気味に繋がる(自己のモデルと矛盾をきたす)

従って,

  • モデル化訴求力は強いが,簡単に否定できる要素を用意しておく

ことが,崖に落ちないコツであると考えられる.例えば,バリバリのアニメ塗りにしておくとか.つまり,分かりやすく否定可能な要素さえ用意しておけば(私の大好きな「不信の一時停止」),自然の限界を超えてモデル化訴求力を上げ,一種の超正常刺激の領域に突入することができる.

なんて思いながら,ハレ晴れを見るわけですよ.

てか,静岡じゃハルヒ見れねーよ! ロケフリほしー.