デジタル・ネイティブ = ミームとしてのWeb 2.0と、Hypeとしてのドットコムの違いを知る - Goodpic

デジタル・ネイティブ = ミームとしてのWeb 2.0と、Hypeとしてのドットコムの違いを知る - Goodpic
この指摘は面白いですよ.深いですよ.
web2.0という考え方は,ほとんど(web上での)生活そのものから滲み出てくるようにして立ち現れたものであって,人間が情報世界で生きていく上での,人間と社会システムの(その間に明確な境界はない)適応形態であり,それを支えるミームであると言える.「ドットコム」のような,広告代理店的思想で作り上げられ,マスメディアを通じて一方的に流布された幻想ではない.
つまり,実はweb2.0というのは,超グローバルなムラ社会ムラ社会力学でもって作り上げた生活習慣なので,日本のblog社会はあんまり自分を卑下する必要は無いのかもしれないw それは冗談としても,このミームが今や物理世界でも効力を発揮しつつある……というか,物理世界の中の,インターネットを使わない情報チャンネルに対しても適用されつつあるという話も面白い.この概念は,日本教が最終兵器ミームとして持っている,個人の理想像を「いい奴」モデルで押しつけていく社会操作と完全に対立する.教育に留まらず,web2.0が日本の精神構造全体を変えてしまえば,「いい奴」小泉さんが頑張らなくても,郵政公社なんて自然とぶっつぶれて,小さな政府をハブにしたconnector/collaboratorな政治に変わるはずなんである.
#ま,それを待ってたら間に合わないのが問題なわけだが.