どんなものでも始まりは小さい事業なのだ。このシンプルな原則を忘れてはならないというのが、iPodから得るべき教訓だと思う。巨大化した日本の大手企業は、生まれようとしている小さい事業をバカにしすぎる。「えっ、売り上げ50億円? 年ですか? 月じゃないの? そんな小さい事業はうちではできないねぇ、もっと大きな話をもってこい」なんて思っている幹部が多いから、新しいカテゴリーの創出がなかなかできないのである。


from: 梅田望夫・英語で読むITトレンド[cnet.com]

うむ。全くその通り。ネガティブフィルターを通過可能な企画は基本的に超保守的。それだけに既存ユーザへの訴求力はそれなりにあるのだが、新規性は乏しい。フィルターを通しつつ市場創造まで可能な企画を作るには、あらゆるレベルのオヤジ圧力に耐える天才的な詐欺・韜晦技能が必要とされる。