最近読んだ漫画

おーれっ!
確かに「よつばと復讐」の完成度には恐るべきものが。まあ、毎回これでも「よつばと!」的には困ってしまうのだろうけど、あの話はすごかった。読後の唖然感が楽しい。
あとはまあ、風香が段々変なキャラになっていくのを生暖かく見守る感じでしょうか。しかし、こんなぎりぎりの所を攻め続ける漫画、見たことない。敬服。

懐かしのゴクドー君的悪キャラが、財産をバックに同学年のメイドを囲う。萌え文化そのものをネタにしている。多分、先駆者もいただろうが、ガンガンでやるところが偉いのだと思われ。
ゴクドー君は結構強かったのでいわゆるダークヒーローと言えなくもないが、この主人公はラブやんの彼に勝るとも劣らないダメ人間。これでギャグマンガを成立させている(?)あたり、かなり根底にブラックなものを感じずにはおれない。三人目が現れて多少緩和された。

その昔、とある暗黙知形式知でなかったころ、何で未だに読んでるのか分からない と言ったわけだが、その理由はもはや火を見るより明らかというか、葉月のツンデレっぷりはどうよ! というか、もう少しツンを取り戻せと。最初の頃はエヴァンジェリンみたいで楽しかったのに。
しかしまー、どうにもつまらん。

森薫/エマ(4)
すげー(笑)。もう夢のような世界。笑うしかない。この漫画の存在感にはいつも圧倒されるなぁ。話自体も、借り物の展開が見事に消化され、一本の筋になっている。
エレノアの恋愛一直線萌えキャラっぷりも素晴らしいが、奥様二人がエマをいじり倒す下りも最高。おばさま描写巧い。マイ・フェア・レイディも夢だし。もちろんそのほかの舞台設定も逐一かっこいい。
キスの後のエマのちとエロ入った表情に、ぐっさり刺された。一発芸。うまー。
綺麗でシリアスなドラマ展開なんだが、裏で作者がウハウハ言ってるのが目に見えるようで、そこかしこでくすりと笑ってしまう(笑)

五十嵐大介/魔女 第1集
一話の"SPINDLE"は、途中まで面白かった。イスタンブールの世界観が楽しいし、キャラクターが分かりやすい。二話目は自然回帰色が濃厚でつまらない(仮に文化の相対性という、さらに古いテーマが主なのだと主張するにしても、だ。そんなことは常識だと思うのだが)し、特にオチがひどすぎる。言ってしまえばサヨ漫画。
絵とシチュエーションはいいんだが、エピソードレベルまで来ると主張が無く、話が弱い。この辺が一人で作る同人的作品全般の限界という気がする。

修学旅行編自体は、ちょっとはっちゃけすぎな印象なんだが、全体としては巧く話を転がしてるなーと。個人的に今の不安点は、地下をクライマックスに持ってくるのだけは止めた方がいいだろうな、というだけ(w。赤松さんがそんなことは絶対にしないと思うけど。麻帆良の秘密とアスナの誕生の秘密は直接絡むんだろうか。
えっと、六巻の感想としては「エヴァンジェリン萌え〜」しかないです。はい。ごめん。最終話でナギん家を訪ねた時の表情もいい。エロっちい龍宮も割と好きだけど、まだ良く分からん。


そういえば五巻の感想書いてないな……でもあんまりないや。ゆえっちにいつの間にかフラグが立っていてびっくりしたぐらいだ。あとカッパをなぎ倒す委員長に妙に笑った。

すでに連載で旗派が決定的アドバンテージを作ってしまった現実を知っている以上、清涼剤のように差し挟まれるおにぎり展開にも塩辛い味を噛みしめるしかないわけで。
まあ、私は旗派なんだけど。
でもこの巻までは、スクランらしい怒濤の珍展開ラッシュで笑える。特にヒゲ切ってからの斜め上っぷりは半端でない。
生活指導のおっさんに拳児の先生を思いだした。


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