台本コミュニケート[hatena.ne.jp]

何でそんな喧嘩腰なの……�堯福陰◆院─,泙∩杼詎鷲佞唎韻鼻�
三つの問いは全部、YES。実際動くものがその場に無ければ、モデルは理解できない。モデルが理解できないから、全ての不安要素が大きく映る。それこそ、うさだの人のメモでも読んでもちつけと。


台本コミュニケートという概念は、

さくら「黒いからって勝ったと思うなよ!」
黒姉「???」
あるゅう「減点1」

みたいな(わけ分からんな)、台本を誰か(普通はゴーストだろう)が送り付けると、その通りに再生されるというもの。今、ゴーストコミュニケートは、「送られてきた相手の台詞を読んで、キーワードを拾って分岐することで、正しい応答台詞を返す」というルーチンを、お互いが書くことで機能しているのだけど、どうせ各相手に対して2,3パターンしかないんだったら、全部通してずばっと台本書いちゃえばいいじゃん、というアイデア。受け手には差は分からないし、書くのは遙かに簡単だ。コミュニケートの様子を見て楽しむ、「何か。」本来(ではないそうだが、あえて本来と書こう)の考え方から言えば、素直な考え方だと思う。台本のランダム性は栞が充分サポートできる。


この話の基礎は、グループ創作SSにある。
かつて、とある草の根BBSに存在した、キャラを持ち寄ってSSを書く企画が、具体像のヒントになった。この「場」には、現実の世界をベースとした一つの世界観がある(これまた鎌倉が舞台だったりしたわけよ)。参加者は、フォーマットに則ったキャラクタシートによって自分のメインのキャラクター(複数でもよい)を「場」に提供する。このキャラクタシートを見れば、そのキャラの個性(ルックス、生い立ち、性格や口癖から、乗ってるバイク、etc...)を、誰もがある程度把握できるようになっている。参加時に、そのキャラクターがこの世界に入ってくるまでを、導入SSとしてupする。その後は、自分のメインキャラクターを中心に話を進めていくわけだが、その際、他人のキャラクターを自由に(もちろん交渉はあるが、基本的には「お手並み拝見」のスタンスで、どうぞやってくれ、という流れになる)借りて、話を構成することができる。逆に、自分のキャラクターも、他の人がSSに取り入れてくれる。自分のキャラクターの意外な側面が見えることもあるし、これは違うな、と思うことも勿論あるだろう。


この企画より「何か。」の台本コミュニケートが優れている点は、場を幾らでも増やせることだ。と書いて分かりにくければ、気に入らないコミュニケート台本を流してくるゴーストは、ユーザが自分で排除してしまえるということだ。BBSでは、そこが荒らされれば終わりだが、台本コミュニケートはゴースト作者が提供するネタをユーザの意志で構成できる。そのモデレーションを共有することもできる。確かにゴースト作者のコントロールは効かなくなるが、「自分のゴーストが荒らされる」心配は、さほどしなくて良いのではないか、と思う。それよりも、世界観の(部分的)共有によって、もっと密なコミュニケーションが楽しめるメリットの方が大きいのではないか。伝奇系、メタル系、さくら追随系、SF系、色々話題はあるだろうに。
ゴースト作者の被るコストで言えば、既存のコミュニケートの枠組みはそのまま残せるし、機械的に「台本コミュニケート対応」(まだ実装されてないけどね)さえしてしまえば、自分で1文字も書かなくても、誰かが自分のゴーストを使った台本を書いてくれるかも知れない。台本が相手にオーサライズされないことが不安ならば、現状と同じようにBBSやメールで共同作業で練り上げればよい。それでも、今のように「キーワード判定が動かなくなった」なんてことを報告するコストは減るから、メリットはある。


好み次第だが、少なくともそのBBSの企画は大変面白かったし、緊張感と馴れ合いのバランスが取れた世界だった。ゴーストが神聖視されきっている現状では難しいが、少なくとも過去のある時点でこういう世界にシフトする可能性はあっただろうな、と思う。


個人的には、今やるんだったらその先を考えたい。台本を互いに「更新」するとき、話題を繋げるにはどうすればいいか、フラグの共有は可能か、などなど。