「ところで、mixi規約改定に反対する人々は」

もう極論はいいよ - END_OF_SCAN

少し話は変わるが、個人的には余り興味のない今回の件で再認識したのが「ボク声を上げる人、アナタ考えて上手くまとめる人」みたいな態度の蔓延だった。少なくとも某blogは、まとめエントリ作っておいて、それはねーよと思った。でも、それが日本だな。ひろゆきが「ユーザが勝手に自治をする」と言っても、それはネタとか祭りとか口喧嘩とかのレベルであって、もうちょっと難しい問題に対しては全くの「無力なユーザ」に成り下がる。id:paraseleneさんの言うよーに、自分なりの落とし所を仮定して、立場を明らかにした上で相違点を議論していかないと、建設的な議論にはならない。「いいこと言った!」で流れが決まるのは仲良し集団の中だけだ。その中ですら、内心『え〜?』と思いつつも、不満を表明できずにいる奴が絶対いる。


うむ。しかしだな。こう言っちゃなんだが、世の中の人は、割とみんなちゃんと立場ができているのだ。というか、それが無いと仕事にならない。何を基準に判断をすればいいか、分からないときにどういう風に対処するか、自分なりの仕事のスタイルを持っている。仕入れるべき情報、留保すべき情報、現時点での自分の判断、そうしたものが頭の中にある。完成度とか、その判断が私自身にとって好ましい方向かとかは置いておくとしてだ。

そう考えると、今の現状は何なんだろうと思う。やっぱり暇人のすくつでしかないのか、インターネットという奴は。

さらに考えるとだ。そういう仕事ができる「ふつーの人」が、「ユーザとしての自分」を大事にしていかないと、結局保守的な権利者が勝つだけじゃないか。別の権利者が現れて、雲の上の戦いを始めるのを待ってるだけなんて、あんまりじゃないのか。勝ったのは農民だ、なんて思ってるんじゃなかろうな。農民はニートじゃないぞ、朝から晩まで働いている仕事人だぞ。

もうちょっと自分もしっかりしないとな、と思う今日この頃。