伊藤計劃先生&円城塔先生トークショー - END_OF_SCAN

どちらの作品も終末観、諦念が強い、というところが個人的に山場だった。俺も話を考えててもそういう話しか思い浮かばなかったりする。円城さんによるとこれは70年代生まれだけの考え方みたい。下の世代はもっとポジティブだったりするらしい。これまで、こんな不毛な物語ばっか再生産しても如何なものか、と思っていたけど、書きたいもの書きゃいいんだ、と少し救われたような気分になった。同時に、この不毛さから逃れられないのかという欝な気持ちにもなった。

あー
あー……

それは若い人と接していると、よく分かります。そういう思想って感じないですね。自分からすると、もう持って生まれたというか、本能のように刷り込まれているんですけど。だから逆に、ポーズやフレーバーとしての終末観に対して原理主義的に反発してみたり。

オリコン出せなかったの、残念だなぁ。