コンピュータサイエンスの新しいデザイン - END_OF_SCAN

大作お疲れ様です.
2.0的に興味を切り出すと,個人的にはリンクの節とその前の節が常日頃考えるところ.何より困るのが,「人工知能」という抽象的な概念を切り出して研究すること自体が無意味になってしまい,現実世界の開環境に放り込んで実験するしかないこと.サイエンスの終焉.メディアの人々はとっくに慣れていたんだと思うんですが.ただ,最近は現実世界が沢山あるので,やはり2.0的な解は幾つも提案されていて,捨てたものでもないかとも思っています.
こうしてみると,VRやらゲームやら,1990年代から活発に行われていた「研究だかなんだかよく分からないけど,とりあえず面白い」分野というのは,最終的にこうした世界観に結びついていくのかなぁと.芸術はコンテンツだし,デザインや情報科学は基礎だし,経済関係も怪しい通貨が色々提案されているし,あとは政治のシステム化だけですね.それとBMI
その他では,「メディアの自業自得」論が面白い.それは別に犯人探しということではなくて,人間の業なのだとは思いますし,脱中心化は個人の力というのも同意.


しかし,こうした新しい世界に100%自分が順応できるかというと甚だ疑問.でも,順応できない人が100%不幸かというと,そんなこともないのですが,世の中というものの「意味」を考えると辛いですなー.これほど残酷な「公共性」の定義も無い.