簡単と難しいの間

価値基準は「作業プロセスに組み込まれたインセンティブ」「結果への到達時間の期待値」の掛け算なんではないか.学習曲線だけではインセンティブは測れない.
シンプルな方が良い,というのがソフトウェア技術者の間では通説ではあるが,それは単にソフトウェア技術者が『仕組みが分かることに安心する』『仕組みのシンプルさに感動する』『シンプルなものを組み合わせて物を作ることに快感を覚える』というレセプタを持っているからであって,そんなものを持ち合わせていない一般人には何の意味も無い.それよりは,ちょっと何かしたら結果に変化が起きる,というインクリメンタルな面の喜びの方が訴求力がある.
クールなユーザインターフェースの設計の話から,ちょっとそんなことも連想した.