秋山瑞人/ミナミノミナミノ

isbn:4840229147
はいてないどころではない。


確かにハルは美汐互換で可愛いです。でもって、男の子が非日常で右往左往。
でも昔はこういう、いわゆる異世界ものがけっこう多かった。異世界で戦うヒロイックな主人公と、かわいい女の子の組み合わせが、いかにもアレで、あげく陽気なアメリカ人みたいに周りを教え諭しちゃったりして、そういうのを読んで育った世代が、説教くさいRPGとかを作るのだ。
今は、男の子が徹底的にダメなのが流行り。弱々しい男の子が、おっかなびっくり女の子のセカイを探検する。ただ、ヒロインにも余裕が無くて、その辺は孤独な二人の出会いっぽくて萌える。「『お姫様』がいつの日か現れるのを待ち望む id:suikyo:20040511」のでは流石に悲しいから。ふむ。
プロット、確かに弱いですね。意図してはぐらかしてる部分もあるんだろうけど。あと、大技も減らしてる。短編との書き分けなんだろうか。


今回は短そうな気がするなぁ。