史上空前のミスショット

from id:wits99:20050113

http://nini.blogtribe.org/entry-ee0a2e22b0ffbb87cdd4498e7d696c32.html 削除されてしまいました。ゴルフボールで納入直前のミラージュ5機を撃ち落とした男がいるという話
余りに面白かったので調べてみた。

"Born for God's Purpose"[epix.net]

長老派教会での説教の冒頭、五機のミラージュをゴルフスウィング一発でwipe outしたエピソードが引用されている。1987年のことのようだ。
ちなみに、その後は「一体誰が守ってくれるのか」「人生はテストであり、試練を下さるのは神だ」「あなたの家が安全でありたいと望むなら、そのように神に祈れ」と続く。まあ、試練の話の方がメインだ。2003年6月の説教としてはおとなしい。

Birdie i Benin[startsiden.no]

ノルウェイ語のページらしく、よく分からない。

Forces Aerienne Populaires de Benin (Peoples' Air Force of Benin)[orbat.com] [pdf]

Orders of Battle[orbat.com] による、ベナン(ベニン)共和国空軍情報。ちなみに、order of battleとは

【軍】 戦闘序列; 戦力組成《ある部隊の識別・兵力・指揮機構・兵員配備・編成・装備・行動などに関する一切の情報》.

[株式会社研究社 リーダーズ+プラスV2]

らしい。
目録を見ると、Curl、Dakota、Skyservantなど、Transportと役割付けされた機種が9機並んでいる。というか、調べてみると、WWII時代の兵員輸送機ばかりじゃないか。哀れな国だ。というか、きっと国内にもっと大規模な私兵を揃えた奴らが沢山いたりするんじゃないだろうか。
しかし、十数機に150人体制か。こんなもんか? 兵員輸送機って、陸軍の所有じゃないの普通?
で、最後にfalsely repoted(誤情報? もしくは不正確な情報?)として、今回の話が載っていた。

・L-39Z Albatros
1980年代初期に五機が発注されたが、納入は確認されなかった。南アフリカの新聞に端を発すると思われる記事は、エアショーの最中にコントロールを失った一機が他の機体にクラッシュしたために、編隊全機が破壊された、と主張している。さらに奇妙なのは、これが一人の男によって引き起こされたという事実だ。空軍基地の隣でゴルフをしていたMathieu Boya(仏語読みだとマチュー・ボイヤ?)が、記事が伝えるところによれば、ゴルフボールでリーダー機を撃ったか、鳥を驚かせてリーダー機に飛び込ませたと言う!

Mirage
上のストーリーをMirageに読み替えること。Mirageベナンによって購入されたことはない。このゴルフのストーリーは、もし真実ならば、L-39に関するものだ。

というわけで、どうやらミラージュじゃなさそうですよ。つーか、どう考えても他の機と釣り合わないw。「ぼちぼち、オラが国でもじぇっとせんとうきを導入するべぇ」 ってんで練習機を入れようとしたんじゃないだろうか(^^; ベナン[mofa.go.jp] の歴史を見ると、80年代前半はまだ社会主義だったようなので、その意味でもAlbatrosと思われる。
ベナンの雰囲気はこんなの[infoseek.co.jp] で何となく掴める。