めりー

クリムゾンリバー。

イブですか? ちゃんと仕事してました。フロア最終でブレーカー落として帰りましたさ。

帰りがけ、久方ぶりに夜半(12/25 0:00)のミサに参加した。後ろの隅っこの席にひっそりと。まあ不信心というか、破戒僧というか(僧かよ)、ミサ自体が数年ぶりだ。一度染みついた習慣は意外に抜けないもので、ほとんどのフレーズをまだ覚えていた。子供の頃は侍者も朗読もやったんだけどな。
クリスマスミサの雰囲気も幾らか変わった。十年前は一般参列者が多すぎて立ち見が出たほどだったが、昨晩は落ち着いたものだった。あれは単なるブームだったんだなあ。教会の結婚式が流行ったのと同義だったのだろうか。それが今や、結婚式自体が流行らない時代になった。
ブームは去ったが、その影響は残った。以前は呪文のようにぶつぶつと唱えていたフレーズが、一つずつ歌に置き換わった。説教も短くなった。数が減ったとはいえクリスマスのミサは一般人が多いこともあり、特にイベントフルな構成だ。昔の退屈さが微塵も感じられない。説教も、パンフレットやスライドと関連させた有機的なものになっていた。
ていうかスライドが使われたのには、かなり驚いた。プレゼンかよ。
極めつけが、聖体拝領で聖歌隊席から降ってきたゴスペルである。ちと下手っぴなのが残念だったが、面白かった。こうも色々あると、信心深い方々にとっても、生活の中でのミサの位置づけは変わってくるんではなかろうか。昔の自分にとっては、一週間の中で一番退屈で安らぐ時間だったわけだが。
そして現代語の主の祈りが歌えない私は逝ってよし。いや、あれぐらい古語で唱えてもいーじゃん。ちょっと若者増えてきたらベタっとしすぎるよ。もっと徹底して堅物っぽく行こうよ。