HDMP3プレーヤ

ここんとこ「iHP-120しかあり得ない」みたいな書き方になっているのだが、ごく一般的なユーザがごく一般的に使用するには、gigabeat G20が安くなるのを待つのが一番だろう、やっぱり。基本機能はそろっているし、アナログ性能はいいし、何と言っても小さい。アップルデザインによる生活環境統一や、iTunes for Windowsに惚れ込んでいるユーザなら「iPodしかあり得ない」だろうし、それはアリだが。
ただ、gegabeat G20(200J)の方向性は、前世代機 50JSとは全く違うように思う。50JSは、当時としては稀なHDMP3プレーヤであり、唯一の国産であり、Linuxであり、ユーザアプリまで書ける(はずだったのだ!)、とてもマニアックな機械だった。G20は正反対だ。既にコアユーザには行き渡った状態から、既存市場での安値競争をせず、次の市場(一般ユーザ層)を開拓すべくデザインされている。「売る」ためには正しい戦略であり、サイズによる差別化も王道だ。だが、50JSを買ったユーザの何割かには確実にアピールしない。例えば私。
そういうことかな、と。